あけましておめでとうございます。
今年の干支は「辰」。十干十二支では41番目の「甲辰」(きのえ・たつ)
「甲」は人頭に象るとされ、十干の先頭にあることから、新たな芽が古い殻を破って頭を伸ばす意があるとされています。
甲の縦棒が伸びて申となり、さらに人偏がついて伸となることから甲は伸に通ずるとの説もあります。
一方で「辰」は貝が足を出して動いていくさまに象り、動きと縁のある「振」「震」「農」などの文字で構成されています。
「辰」は「伸」であり、物がみな伸舒して(伸びて)出てくるとの解釈もあります。「伸」と縁のある甲と辰の組み合わせは、最初に述べた古い殻を破って新たな芽を伸ばすのに良い縁起の良い年といえそうです。
ちなみに前回の甲辰、1964年は東京オリンピックの開催、観光目的の海外旅行の自由化、東海道新幹線東京ー大阪間の開業など日本全体が戦後復興という古い殻を破り国際社会の一員として新たな芽を伸ばした輝かしい年でした。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。