容平と憂

秋の三か月を「容平」といいます。実りの季節つまり”収穫”、万物が成熟し形が定まる”実り”がイメージされます。

そして、次の年のために生命力を内に収める時期でもあります。

自身の身体も同じで”気”の働きも外向きから内向きへと向かいますので、気ぜわしく動きまわったり気持ちも緊張や興奮状態にならないように養生することが大切です。

憂欝(ゆううつ)の”憂”は秋の気のことをいい精神の動揺によって憂を受けすぎないこと、憂いや悲しみ心が晴れないなど出易い季節ですので心穏やかに過ごしましょう。